2020/05/12 18:02
こんにちは!
朝内燃料 女性スタッフの栗原です。家で過ごす休日。
あたたかく爽やかな気候が気持ちの良いこの時期、ふと思い立って炭火焼き…。
パンは食べる分だけ焼いて...バターと岩塩をほんの少し...絶品!
なんて、やってみたいけれど、手間ばかりがかかるようでなかなかハードルが高い。。。
と感じる方は多いのではないでしょうか。
というのも、そんな方にとってネックなのは
① 火おこし
② 片付け
おそらくこの2点。
わたしも、朝内燃料で働きはじめた当初、
(いや、正直言うとわりと最近まで)ハードル高いと思っていました。
なので火起こしはあまり自分でしたことがなかったのです。
それが最近になってお取り寄せした干物を炭火焼きで食べたいがために(笑)
自分で何度も火おこしをするようになり、
なんだ七輪での炭火焼きって意外とカンタンなんだ!と気づいた次第です。
そこでぜひ皆さんにも、
「炭火焼きって意外と手軽なんだな」ということを知っていただき、
日常のたのしみのひとつにでもなればと思い、
準備(火おこし)と片付けについてお伝えします。
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先日の記事では、手軽にできる火おこしをご紹介しました。
今回は2点目の片付けについてです。
・炭火の消火
まずは残った炭の片付けです。
火が付いたままの炭はどうすればいいの?という質問をよくいただきます。
手っ取り早く消火させるには水につけることですが、
それではせっかくの炭がもったいない…!!
一度水を含ませた炭を再利用して燃焼することは、朝内燃料ではオススメしません。
(火つきの悪さと、爆跳のリスクがあるため。)
ではどうするか。
窒息消火です。
酸素がなくなれば火は勢いを失い次第に消えますので、空気を遮断してやります。
この方法なら、カンタンに消火でき、
しかも、消火後の炭は消し炭としてとっておくことで、次回火おこしをする際に再利用できます。
消し炭は大変火付きがよく、素早く着火できるので、次回の火おこしがさらに楽になります。
そこで使うのは、この【火消しツボ】です。
業務用には左の 切り出し珪藻土 の火消しツボ、
ご家庭用には左の見た目もレトロでかわいい 陶器製の火消しツボ がおすすめ。
どうやって使うかというと、いたって簡単。
火がついたままの真っ赤な炭でも、火消しツボの中に入れてフタをします。
はい、終わりです。
このまましばらく放置するだけです。
※ご家庭用の陶器製のものの場合、
火がついた状態の炭を入れた直後はツボの外側が熱くなります。
冷めるまで、むやみに移動させたりしないよう注意してください。
そして、ツボの中に入れたまま、保管しておけます。
↑の写真はわたしの消し炭ストック。
次回使用する際には、この消し炭をつかって、ぜひ火起こししてみてください。
新しい炭よりも火がつきやすく、火起こしが楽になります
・七輪のお手入れ
あとは、灰が中に残った七輪。
まだ炭の小さなカケラが燃えている可能性があるので、しっかり冷ましてから、灰を片付けていきます。
中の火皿をとってから、
広げた古新聞やごみ袋に、七輪を逆さにして灰を落とします。
通風口の金具まわりの灰もキレイに取り除きましょう。
灰は捨ててもいいですし、
土壌改良にも使えるので、花壇や植木鉢に撒いてもいいようです。
ただし、灰は強アルカリ性のため、土壌のアルカリ化に注意が必要とのこと。
育てている植物や土壌状態によって異なるようですので、植物に合わせて調べてみてください。
七輪のお手入れに話は戻りますが、
基本的にはこれだけでOKです。
『え…、おわり…?』と思ったそこのあなた。
わたしも最初驚きました。
しかし、基本的に七輪はメンテナンスフリーなのです。
むかしは毎日の暮らしの道具として使われており、
ほとんど何もしないのが普通だったそうです。
と言っても、今の暮らしの中では毎日七輪を使うという方は少ないですよね。
保管時のニオイ等もありますので、
気になる方は、汚れがひどい部分については、水で濡らして硬く絞った雑巾で拭いてもOK、
ただし七輪はキズつきやすく、塗装の色落ちにもなりますので注意してください。
その後、乾燥させて、段ボール等にいれて保管しましょう。
ちなみに、珪藻土七輪は水洗いNG!です。
水をかけると極度に七輪の寿命が縮みますので、水洗いは絶対にしないでください。
ここまで、長々と細かいことも書きましたが、
要するに、
① 炭は火消しツボに入れる
② 灰を捨てる。
以上、七輪の片付けです。
金属でできたBBQグリルの場合は、錆びついてしまうので
大きなグリルをこすり洗いして乾かして、、、という作業が必要になります。
これがまた大変なのですが、七輪は不要です。
このひと手間、ふた手間がないだけであっという間に片付けが終わってしまいます。
こうして何年も使用した七輪は、もちろん、汚れやキズがついてくるもの。
炭を入れて加熱された内部は、珪藻土の地の色がみえてきて白くなり、細かなクラックも入ります。
大きな割れや痛みは即交換が必要ですが、細かな擦り傷なんかは冒険の証。
これもまた『七輪の味わい』でもあります。
社長はこの七輪を相棒と呼ぶほど、愛着があるみたいです(笑)
ぜひみなさんも、七輪で炭火焼き、試してみてくださいね。